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サウジサッカーチームが豪州戦でテロ犠牲者に黙とうしなかったことを私は理解する。

前回記事とは考えが変わったのかと思われるかもしれませんが、変わりません。

テロの根源はイスラムそのものにあります

しかし、西側の干渉や押し付けがテロの数を増やしていることは間違いないと思います。

増やさない努力は私たちの側にも必要ではないかと思いました。

 

私たちが“テロ”と呼ぶものは、たぶん彼らにとっては“戦争”、ゲリラ戦術です。

 

テロ犠牲者に黙祷しなかったサウジ、FIFAからはお咎めなし。「処分する理由はない」

 

右上矢印どういうことがあったのかというと・・・

6月8日オーストラリアのアデレードで、ワールドカップアジア予選の試合がありました。

サウジアラビアオーストラリアです。

3日(土曜日)にロンドン橋テロがあり、オーストラリア人2人が犠牲になっていました。

そのためもあるのか、試合前に黙とうをするということをサウジ側に伝えていたのですが、サウジにはそういう文化はないということで結局はしなかったのです。

厳密には、自分のポジションに行き、黙とうした選手が1人います。

7番をつけているミッドフィールダーのSalman Al-Farajです

 

このサウジの態度に世界中(たぶん西側だけ)が激怒しました。サウジは以前クラブチームが、他国の選手が飛行機事故で亡くなった時に黙とうをしているから、文化がないのは言い逃れだと言って非難しているものもありました。(記事はこちら

 

下矢印こちらにその様子と解説があります。この画面の人物見覚えありませんか?前回記事に登場したシーア派のイマームタウヒディ氏です。

イスラムでも指導者が亡くなった時などには黙とうしますが、めったに無いようです。

それよりも、彼らスンニのワッハーブ派では、テロリストたちを天国に行った殉教者だと見ていると説明しています。

もし、黙とうすれば異教徒と戦ったジハーディストに反対姿勢を示すことになってしまいます

選手全員がこう考えるわけではありませんが、一緒に哀悼の意を表すると国内で笑いものになると思ったでしょうと言っています。

 

 

 

メインストリームメディアはおろか、彼らを非難する保守系メディアも伝えていませんが、RT(ロシアトゥディ)はもう1週間以上イラク政府軍の民間人への拷問映像(解説者はイラク政府をアメリカが支援しているということをしっかり説明しています)を流したり、ちょっと前にモスルでアメリカ主導の有志連合が誤爆して50~80人(105人が正しい)の市民が殺されたということを放送したりしていました。

RT以外大々的には放送しませんが、ネット上では記事が見られます。(たとえばAFP)

 

それに、誤爆で多数の人が亡くなっていることは、これが初めてではないのです。

今回の誤爆について6月8日付産経の記事があるので、その部分だけ引用すると

また、先月31日にはモスルに対する空爆があり、50~80人が死亡したという。国連は空爆した当事者については言及を避け、民間人の被害を出さないよう警告した。

国連まで有志連合(欧米)に遠慮しています。

空爆したのがロシアやイランだったらどうでしょうか?大喜びでメディアが放送するでしょう。

 

そして、このニュースをロシアが報じているから、欧州のテロリスト予備軍が見てテロを起こす、だからロシアはテロを扇動しているというのも当てはまりません。

 

メディアが何を言おうと、彼らには親類友人を通して必ず故郷のことは真実が伝わります。

 

この左側の写真見覚えありますか?

空爆後に救出されたシリア少年の画像、民間人犠牲の象徴に(AFP2016年08月19日)

 

テレグラフの記事によると、この子供オムラン君(写真左、当時3歳)、今(写真右、父親に抱かれている)は元気だそうです。

2016年8月、政権側の攻撃が非人道的だと伝えるために地球上を駆け回った映像です。

父親が今月インタビューに答えていますが、彼ら一家はアサド政権支持者で、反政府組織と国際メディアがアサド政権攻撃のために自分の息子を利用したとと言っていると報じられました。

(実際にどちらの側をこの一家が支持しているかは不明ですが)

 

この当時の世論は、こういう写真を利用してシリアとロシアは成敗しなくてないけない!と単純なものでした。今もですが。rabbit*ハァ*

感極まった子供がオバマ大統領にこの子を迎えに行ってほしいと手紙を出し、世界中で感動を分かち合ったこともありました。rabbit*ハァ*

 

いつも疑問に思っているのですが、どうしてシリアのアサド政権をアメリカなどの他国が出かけていって倒さないといけないのでしょうか?

アサド政権は日本政府を含む国際社会に承認されたシリアの政権です。

そしてその政権はISなど過激派の掃討支援をロシアとイランに要請しています。

 

要請もされていないのに、他国へ侵入して空爆し放題とはどういうことなのかよくわかりません。(最近のシリア軍空爆についての記事はこちら

 

アサド政権が人権侵害しているからですか?

    

 

・・・違いますよね? 理由は自分たちにとって邪魔だからでしょう。

 

最近のニュースにはこんな変なものがあります。

有志連合を初攻撃か=シリアのアサド政権派 時事6/9(金) 

シリア政府軍、イラクとの国境に到達 米有志連合は懸念 AFP6/11(日)

 

1つ目は、シリア領土内に強引にいる米軍側に、シリア政府軍が無人機を飛ばし、アメリカ側が撃墜したというもの。

2つ目は、シリア政府とその同盟軍が、自国領土の反政府組織を掃討しながらイラク国境付近まで到達したことに、アメリカ側が懸念するというもの。

 

 

自分の本能と良識を使ってみてください。

シリア政府軍が自国領土を統制して何が悪いんですか?

 

ISと戦うことが共通の目標だと国際会議でことあるごとに西側首脳は言いますが、ISと戦っているのがシリアのアサド政権とロシア、イランです。

地の利があり、正当な支配権を持つアサド政権を攻撃することは、ISの支援に等しいのです。

ISよりアサド政権、ロシア、イランが憎いからISがいつまでも元気なのです。

 

(移民や日本に対しての意見は同調しかねますが)エマニュエル・トッド氏もこう言っていました。

シーア派のイランやシリアのアサド政権こそ、西洋の価値観に近く組むべきパートナーなのに、最も保守的なサウジと組むのは間違いだと。

 

今月6日、パリのノートルダムで警官をハンマーで襲ったテロ事件がありました。

その時に犯人は「シリアのためだ。自分はISの兵士だ!」と叫んでいます。

この犯人はアルジェリア出身のFarid Ikken(40)で、彼はスウェーデンに留学していてスウェーデン人女性と結婚、その後離婚しています。2011年アラブの春でアルジェリアに戻り、2013年に勉強のためにフランスに来ていました。スウェーデンではジャーナリストのようなことをしていて、なんと、2009年にEUの賞をもらっています。難民申請者の医療問題をテーマにしたレポートで「ヨーロッパ委員会差別と闘う国内ジャーナリスト賞」を受賞しています。ネコ

EU Gave Notre Dame Hammer Attack Jihadi Award For Writing Pro-Immigration Articles in Sweden BREITBART7 Jun 2017

 

イスラム教徒が今持ち上げられているのはグローバリズムと非常に相性がいいという理由もあります。

彼らも地球をひとつにまとめようとジハドを続けています。

地球全部をイスラムにするために、イスラムなら国籍民族関係なくみんな兄弟なのです。

(内部の権力闘争はありますが)

 

イスラム教徒と地球市民って似ていませんか?

 

そもそも中東のイスラム教徒に国境はありませんでした。部族である程度まとまっていて強い族長がまとめているという感じです。

グローバリストから見れば、アラビア人、イスラム教徒たちはお手本なのです。

元祖「国境や国籍に拘る時代は過ぎ去りました」だったのです。sei

 

 

彼らの中では、国と国との戦争というよりも部族間の争い異教徒との争いこそが、戦争です。

そこには善悪がないことに気づきませんか?

 

私たちは日常生活のまま軍隊だけが中東に派遣されている、それも悪い奴をやっつける正義の警察官くらいにしか考えていなくても、彼らから見ると戦争なのだと思います。

 

そういう戦争状態の中で、イスラムの教えに感銘して敬虔なムスリムになった場合、同胞が攻撃されているときに、自分は敵側に入り込んでいて、簡単に報復する機会がある、

子供が死んでいく中、本当に自分は何もしなくてもいいのか、葛藤するでしょう。

ロンドン橋テロリストたちも、そういうことを言っていましたよね。

イスラムの教えには戦えとあります。だから戦うのです。

相手が無差別に空爆するなら自分も無差別テロをするのです。

 

イスラム教徒は国教や国籍のないグローバルな世界の住民です。

(リベラル多文化主義者たちも同様に、不法を合法に変える戦いを世界規模で行っています。

彼らは目指すものが違うはずなのに、国境や民族の繋がりを壊すことが共通事案なのでよく一緒にいるのです。)

 

イスラム教徒は常に異教徒と戦い支配権を奪うことを義務付けられています。

政治的に、文化的に、軍事的にイスラム教徒が異教徒に攻撃されたら、それは国籍に関係なく、兄弟が攻撃されたとみなします。(ハラルが提供されないこと、お祈りが出来ないことも攻撃)

指導者たちは思惑があって庶民とは違う反応を見せますが、一般人の感情を統制することは出来ません。

 

もう長いこと非戦闘員のイスラム教徒が欧米人に殺されてきました。(善悪は無関係です)

私たちが知らなくても、周りで人が死んでいくことを知っている彼らはどうでしょう。

 

サウジとシリアのアサド政権の仲が悪いからシリアへの空爆は良いというのは、国を自然国家で保持してきた人たちの考えで、元々国の概念がなく、西洋人が線引きした国境よりも部族や宗教で結びつく傾向の強い人たちは、違う見方をしているのです。

 

 

最近のモスルのアメリカ側空爆で死んだ人たちに対して、サッカー試合の前に黙とうをしてくれましたか?

 

誰がシリアやイラクの犠牲者のために一緒に祈ってくれましたか?

 

先日のオーストラリアでの試合で、相手が黙とうすることは認めても、自分たちはしたくない、そういう気持ちにはなれない。

私はそういう彼らの気持ちが理解できます。

 

自分たちだけの尺度で考え、自分が被害者の時だけ相手に悲しむよう要求する態度は、私たちの間違った傲慢さからくるものだと思います。

 

欧米諸国は他国への干渉(攻撃も同調を求めることも)をやめるべきです。

 

 

 

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