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人々は国境のない世界から国民や国家の枠に戻ろうとしている、そしてそれには理がある byトッド氏

朝日新聞がエマニュエル・トッド(Emmanuel Todd)氏とのインタビュー記事を掲載しています。

行きづまるグローバル化 エマニュエル・トッド氏に聞く 朝日地球会議2016 2016年9月29日

 

朝日新聞社は10月2日に東京・イイノホールで、3、4の両日は東京・帝国ホテルで、国際シンポジウム「朝日地球会議2016」を開きます

講演者に、緒方貞子、小泉進次郎、野田聖子、山尾志桜里などの名前があるので、ろくでもない会合にも思えるかもしれませんが、そこに出演するフランスの人類学者で歴史学者であるエマニュエル・トッド氏が、グローバル化について語ったインタビュー記事がよかったので簡単に紹介したいと思います。

 

※全文はリンク先でご覧下さい。

 

 

グローバル化が大きな節目を迎えていると見ているエマニュエル・トッド氏は次のようなことを述べています。

 

 

・「人々は国境のない世界から国民や国家の枠に戻ろうとしている、そしてそれには理がある。」

 

自由貿易やTPPはアメリカの大衆層だけでなく、以前賛成していた中流層まで反対している。

 

・「アメリカでは、生活レベルの低下、退職後の不安やグローバル化による低賃金の労働力をめぐる競争などが、多くの人にとって耐えがたくなっています。

これは、グローバリゼーション・ファティーグ(グローバル化疲れ)なのです。」

 

小さな政府を目指したレーガン大統領から35年、この間最もしっかりした国が衰退し、最も不安定な国が壊れていく時代だった。

 

エリートが自分の帰属する国などの共同体から離れて動くようになって、自分の国の人々に対して責任を感じなくなった。

 

・「今、EUは解体しつつある最後に神話を粉砕したのは移民危機です。」

 

・(エマニュエル・トッド氏は反移民ではないが)移民の量や受け入れる社会の人類学的な構造にもたらす意味などを考えておく必要がある。問題は、賛成か反対かではない。

 

民主主義は国民国家の枠組みの中でしかうまくいかない。

 

・グローバル化する諸問題に対して、国民国家はナショナルな(国ごとの)解決しかもたらせないのでは?というのは誤った論理。

国同士が交渉して共通の目的を持つことは可能だが、欧州は国家間の交渉を飛び越えようとしたときから、なんの決定もできなくなった

 

・「民主主義の危機は、(グローバル化した)経済の帰結ではない。根源には高等教育の広がりがあります。」

教育に関係なく同胞とつながっているのだという理解にたどり着けば、民主主義は地に足のついたものになる。でなければ、グローバル化どころか無秩序への回帰となる。

 

・複雑な家族システムは遅れた形とみられていたので、進化すると複雑な構造がシンプルになり、最後は個人となり、より自由になると考えられている。

しかし、より自然なのが核家族であり、歴史を経て複雑な形が形成された。

人類の最初の家族の構造は核家族。

 

・「グローバル化の夢は一致に向かう夢です。すてきですが、どれほど非現実的な夢であることか。家族構造の歴史の力学も同じです。一致ではなく分岐、分散に向かう力学なのです」

 

 

これらはエマニュエル・トッド氏の考えですが、私はいまの現状を見ると正しい見方だと思います。

 

しかし悲しいのは、日本の総理大臣の感覚です。えーん

もはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りました。国を開くことは私の中に流れる一貫した哲学。(拙ブログ)

 

 

現状を見る力もなく、だから分析もできず、当たり前ですが、方向性を間違えます。悔しい

 

安倍総理大臣を支持するというのは・・・

世界がこのような大転換期に来ても、無能(悪意かもしれませんが)なため軌道修正出来ず、それどころか、間違えた道をアクセル全開でぶっ飛ばすDASH!、たぶん誰もついてこないので、間違えた道を先頭切って得意げに走る間抜けドライバーを応援する、ということなのです。sei

 

笑い事ではありませんビックリマーク

それに引きずられている私たちはとんでもない目に遭うことになるのです。叫び

 

 

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