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海からの不法入国を嫌うオーストラリア、不法者を庇う国連と人権団体。(前回の続き)

前回の記事で書いたオーストラリアへ密入国しようとしたスリランカ人問題ですが、今日も報道がありました。

記事の紹介前に、国連が定めている難民の定義をお示しします。
難民とは「人種宗教国籍政治的意見やまたは特定の社会集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受けるかあるいは迫害を受ける恐れがあるために他国に逃れた」人々のことを言います。

単なる経済難民でもすぐにタミル人だとか人権派が言い出すのは、こういう国連の定義があるからだと思います。

それでは記事の内容を簡単に紹介します。

オーストラリアの移民大臣がスリランカを訪問中です。
密入国者問題で連携を深めたいオーストラリアが、スリランカに沿岸警備艇を2隻プレゼントしたようです。プレゼント船


追い返された41人中タミル人は4人、今待機中の153人中何人がタミル人かはわかっていません。
しかし、人権派と国連はタミル人は母国で迫害される恐れがあるとか、洋上での難民審査は最低限の難民保護をも否定するものだと憂慮を表明しています。

追い返された密入国未遂者は「オーストラリアの入管職員から犬のように扱われたとか、囚人のように留め置かれたとか、食べ物と水を十分にもらえなかったとか文句を言っていますが、それに対してオーストラリアのモリソン移民大臣は”いい加減なでたらめ言うな!”みたいな感じで怒っています。

BBCの記者がスリランカで取材したところによると、彼らはニュージーランドへ行きたかったが、燃料と水食糧が切れたとのこと。また、難民申請を目指していたようですが、理由は職探し等の経済的なものだったようです。

しかし、国連の人権高等弁務官は不満なようで、難民審査をそんな離れた洋上で急いですることないじゃないかと言い、返されたスリランカ人たちがスリランカ政府にひどい扱いを受けないという保証をオーストラリアが与えたのかどうかもわからないし、どうやって彼らの待遇を監視するつもりなのかもわからないと、オーストラリアにぶつぶつ文句を言っているようです。

153人の件については火曜日に裁判所で聴取があったようですが、金曜日にまだ審議が続けられるようです。

上記の記事はこちら
Australia asylum: Minister in Sri Lanka amid row
9 July 2014 Last updated at 07:11

ついでにこの件に関連してなぜオーストラリアへの亡命(難民のことです)が論争を巻き起こしているのかを解説した記事も見つけましたので、そちらも見てみます。
その記事はこちら
Australia asylum: Why is it controversial?
8 July 2014 Last updated at 05:12

どんなことが書いてあるかというと・・・

7月7日にオーストラリア政府が公式に認めたスリランカ人41人の洋上での難民審査後スリランカに引き渡した事案は、最近難民政策を厳しくしたオーストラリアを世界に思い出させることとなりました。

オーストラリアは現在海から来た難民はすべてナウルかパプアニューギニア(PNG)の難民収容所に入れることにしています。PNGの収容所では今年2月暴動が起き1人が死亡、複数が負傷しています。

海からの難民が急に増えたのは2012年です。
2011年~2012年が7300人だった海からの不法入国者は、2012年~2013年には18000人以上となりました。

アフガニスタン、スリランカ、イラク、イランからが最も多く、多くはインドネシアからボロボロの船でクリスマス島(豪州領)に来ていました。

アフガニスタンが顕著ですが、母国の政情不安が大きな原因です。しかしそれだけでななく、2013年9月のオーストラリア総選挙も影響しています。

野党だった保守連合も与党だった労働党も国内で大きな関心事となっていた不法移民に対して厳しい政策を掲げて選挙を戦っていました。
※2007年まで保守政権が海外に難民収容所を置いていたのを、政権交代した労働党政府が2008年にそれら海外施設を閉鎖して国内で難民審査を始めました。海外施設なら定住許可をもらうまで数年かかることもありましたが、不法入国してそのままオーストラリア国内の収容所にいると1年ほどで定住許可が出たようです。)

2012年、前労働党政権は自らが政権交代後の2008年に閉鎖した海外施設を再開して、海外に難民収容所を移しました。
ナウルとPNGに収容所を置き、請負業者に運営警備を委託してます。

そして2013年の総選挙で勝利した保守政権のアボット首相がもっと厳しい難民政策を打ち出したのです。

それが「Operation Sovereign Borders」です。これは海軍も作戦に参加しますのでより実行力があります。そしてその活動が非公開になりやすくなることを非難する人もいます。

オーストラリア海軍が難民船をインドネシア側に押し返したり領海侵犯したりで、何度かインドネシアともめて謝っています。
確か、アボット首相は最初の外遊先がインドネシアで、そういうことを協議していた記憶があります。

7月にモリソン移民大臣は、200日間全く難民船が来ないし、死者も出ていないと言っていました。
アボット首相は、「難民船がひっきりなしに来ていた時には、いつも死体が海に浮いていた。我々ができるもっとも適切で人道的で思いやりのあることは、難民船が来るのを止めることだ。」と述べています。

多くのオーストラリア人も厳しい難民政策に賛成しています。
今年1月に行った調査では、60%が難民にもっと厳しくするよう求めていて、このように船で不法に入国を試みる難民は本当の亡命者ではなく、経済難民だと考えていることが示されています。

人権派は海外難民収容所の政策と環境の悪さを非難し、アムネスティは効果がなく、非効率的で、非人道的であると非難しています。

収容所は心身両面から安全ではなく、暴動で亡くなった人は警備員とPNG地元民から殴り殺されたとみられています。

海上での難民審査に憂慮を表明しているUNHCRは、オーストラリアが難民を迫害者に引き渡してはいけないという国際法のルールを順守しているかはもっと情報がなければわからないと言っています。

インドネシアはオーストラリアの(インドネシア側への)「追い返し作戦」に不平を述べていてます。

UNHCRの2013年の報告書によると、全世界で難民61万2700人を受け入れた44先進国の中で、オーストラリアが2万4300人受け入れています。4%を引き受けたことになります。

オーストラリアは人道支援プログラムの中で難民の受け入れを増やしていて、2012~2013年には2万人に難民ビザを与えています。


国連や人権団体はどうしてオーストラリアに文句を言うのでしょうか?
ずいぶん面倒を見ていますよね。オーストラリアは合法で来るのは構わないと言っています。
海からこっそり密入航をしようとしているからいけないのです。
経済難民なのに政治亡命のふりをしているからいけないのです。

国連や人権団体は、不法出国を違法だと思っていません。
日本にも出入国記録もなく半島と行ったり来たりしている外国人がいますが、本来違法なことです。

逃げてきたら受け入れて面倒を見ろ、そうすれば丸く収まるということでしょうが、国連は何をしているのでしょうか?
役立たずで、職員の人件費ばかりかかっている世界最大の無能役所だと思います。
その国の大変さを考慮せず、上から目線で誰かに何かさせるだけ。

日本人も国連をありがたがるのはいい加減やめた方がいいと思います。
海外の事例もしっかり知り理解して、いざ自分たちが何かイチャモンつけられても慌てふためいて言いなりにならないように心しておかないといけません。やるき




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